ゲームボーイ

ゲームボーイといっても、ゲーム雑誌のほうじゃなくて任天堂の携帯ゲーム機のほうです(断る必要がないくらい後者のほうが有名ですが)。

白黒の液晶はゲーム&ウォッチのイメージに近く、カートリッジを変えることでいろいろなゲームが遊べるというファミコン的な要素も持っていたこのハードは、爆発的に売れました。

一般家庭には一人一台のテレビがあるわけではないため、どうしても親がテレビを見る時間にはファミコンが遊べないといった問題を、ゲームボーイは解消してくれました。

やはり携帯できるということが一番の利点なわけですが、電池がもったいないため、外で遊ぶよりは家でアダプタを使って遊んでいました。
いまだと充電機器が充実しているので電池の減りを気にすることは少なくなりましたね。

あと、電車やバスでの通学には良かったと思います(学校によっては禁止されていたり、もし可能でもヤンキーに目をつけられそうですが)。
通勤では周囲の目が気になる時代(ゲームは子供の遊びという風潮)だったため、よほど度胸が座った人じゃないと遊んでいなかったんじゃないかなと思います。

やはりこれを遊びたいがために購入したのだろうというキラータイトルテトリスですね。
そのまま遊んでも十分な良いゲームでしたが、通信ケーブルを使って遊ぶ機能はファミコンでは味わえなかった感覚のものでした(一応、ゲーセンでは、画面を2つ使ったペンギンくんウォーズや麻雀がありました)。

Aタイプの曲が任天堂オリジナル(初期)と、トロイカ(後期)で発売時期によって2種類あり、高レベル(9等)で始めた場合に10ライン消しただけで10レベルになる初期版と、90ライン消すまで10レベルにならない後期版で、終了時スコアで出てくるロケットの条件点数も違いました。

役萬という麻雀ゲームも自分の牌を相手に見られない対戦が出来るため、6年後のポケモン発売後ですら出荷し続けるという脅威のロングセラーゲームでした。
このゲームも初期版が存在し、パッケージ(&カートリッジシール)のイラストが牌を14個もっているにもかかわらず手にも牌を持っている初期版と、修正された後期版があります(ゲーム内容には変更なし)。

細かい部分では、初期のパッケージは折り込み部分が逆で、梱包時に説明書を折り曲げてしまうという問題(クレーム?)があり、表紙側に折り部分がくるタイプに修正されています。

ポケモン発売までは地味なゲーム画面と、内容的にも一人用ゲームしか出ていなかったために話題になりませんでしたが、ポケモンでブレイクした通信ケーブルをうまく使ったゲームがもっと早く出ていれば、今のゲームのあり方ももうちょっと違ったのではないかと考えてしまいます。

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